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転機

いやぁ、ひと月ぶりの更新っす。

まだちゃんと生きてますから。(笑)

さて、と。。

私は個人事業主である。俗に言う自営業というやつね。26の時に独立したので21年になる。時が経つのは早いものだ。
業種は機械設計。工場で使う生産設備やロボットの類、航空機、自動車、金型などの設計をメーカや製造業者から請け負い、昼夜問わず自宅でせっせとCADを使って図面に展開する.. いや、していた、というのが正しい表現かな。

10年ほど前からインターネットが急速に発達。メーカはネット漏洩を危惧して設計データのセキュリティを強化し始めた。
零細自営業はメーカほどの立派なセキュリティ管理ができるはずもなく、データの受け渡しをメールで済ませていた「持ち帰り業務」が徐々に減り始めた。
今では、「うちの会社に来てやってくれるんなら仕事出すよ」という企業がほぼ100パーセント。
つまり「持ち帰り」はゼロだ。企業側としてはそのほうが安全だし、コストも下げられるからね。

背に腹は変えられず、平日週5日サラリーマンと同じように「会社」に通う。

実は、身の破滅を伴う落とし穴に気がついたのはこの時。

零細企業なので、1社だけから仕事を請け負っていては飯が食えない。途絶えた時が困るからね。
そこで普通は何社か掛け持ちで受け、途切れないよう仕事をしつつ並行して営業も行わなければならない。

しかし..
会社員同様に平日フル勤務となると他社への営業ができる時間があるはずもなく、そのプロジェクトが終了し開放されてからしか次の活動ができない。
一つの会社での拘束期間が長ければ長いほど以前の企業との付き合いは薄れ、担当者も変わっていたりすると全くイチからのスタートである。

落とし穴とはつまりここ。

「今の仕事が切れたら次の仕事が得られるのはいつになるのか..」
CADも多様化し、企業ごとでそのシステムも異なるため、慣れぬCADを扱うため即戦力には成り得ない。
言葉は悪いが「派遣社員」と同じである。

企業のコンプライアンスの関係上、また企業に合わせてCADの種類を簡単に増やすことができるはずもなく、つまり、設計を自営で行うという商売自体が時代の流れによって、すでに成り立たなくなっていたのだ。


昨日で5年半請け負った大手光学メーカとの業務契約を終えた。
上記の理由からこれ以上自営を続ける意味もないので、一つの企業の一員として一つの仕事に打ち込むことを決めた。

遊んでる暇はない。10月からの仕事を得るため、9月のひと月間、平日帰宅後はネットをフル活用し休日は朝早くから気合入れてブラックなコーヒーすすりながらすべて就活に徹した。

しかし.... リーマンショックの余波もあってなかなかうまくいかないんだよな。。

どうも、技術力そのものよりもどの企業も特定年齢層のキャリア形成を図る目的があるようで、私の場合、年齢が大きな壁になっているようだ。なんせ先があまりないからね。
私が採用側なら.. 同じように断るだろうな(笑)

じゃ、自分だったらその年齢層ならどういう人物を採用したいか..


なるほど.. 作戦を変えてみるか。
うまくいかなければ今後更に膨大な時間を就活に費やすことになるだろう。そして悩み焦らねばならない..

あ、もうこんな時間。さてとりあえず寝ますわ。。

by yath_y | 2009-10-01 23:56 | 日々のつぶやき Mutter..  

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