隊員室でのお仕事1

11月下旬の渡航まで、隊員は国内では何をしているのか、実はあまり知られていません。
南極でどんな仕事をしてるかは南極観測関連の書物や我々も講演活動を通じてお話ししていますが、国内で何をしているのかはあまり話す機会がありません。

そこで今回は、国内で私たち隊員が行う業務の一つである『物資量概数調査』についてお話しします。

『物資量概数調査』とは、
南極に持っていくために「しらせ」に積み込む物資量が今年はどれだけあるのか、「しらせ」にちゃんと搭載できる量や大きさなのか、接岸後に限られた輸送日程で、且つヘリコプタや雪上車による氷上輸送で問題なく運べるのか、まずはざっくりとその数と内容を見積もって書類にまとめ輸送担当隊員に提出します。

観測部門は、気象・電離層・宙空・地圏・気水・生物、設営部門は機械、調理、医療、建築、環境保全、多目的アンテナ・LAN、野外観測支援、庶務それぞれの担当隊員が自分の部門が持込む物資量を調べて書類にします。

その後、輸送担当隊員は各部門から提出された大雑把な数量を基に「しらせ」側と打ち合わせを行い問題がないか、特殊な物品の輸送手段や課題の抽出を行いその対応策などについて協議します。 猶予がありませんから漏れや間違いが許されない重要な任務です。

「しらせ」への物資搭載は例年10月中旬頃から。
3か月半の間にすべての物資調達を済ませ、長旅で壊れないように梱包して「しらせ」へ運び込む準備をします。

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おきてがみ





南極観測のホームページ
国立極地研究所

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by yath_y | 2016-07-13 23:47 | @南極 by Yath | Comments(0)  

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