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しらせ出航

本日、54次隊を乗せたしらせが南極に向けて西オーストラリアのフリマントル港を出港しました。
私たちが出航してからちょうど1年。早いものです。
その時の記事はこちら

予定ではあと20日ほどで到着するそうです。

早く来い来い、野菜にフルーツ♪♪ (←そっち?)

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南極に向け南進するしらせ (撮影:2011年11月30日)



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国立極地研究所
しらせは今どこ? 「進め!しらせ」

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by yath_y | 2012-11-30 22:35 | @南極 by Yath | Comments(20)  

白夜

ただいまです。
3泊4日の内陸オペレーションから本日、昭和基地に帰ってまいりました。

すでに白夜です。日の出、日の入はありません。
2012年白夜初日の太陽を何もないただひたすら真っ白な南極大陸の内陸からお見せしようと思いましたが、残念ながら真南に雲が掛かっていてその姿を写真に収めることができませんでした。
ちなみにその翌日は凄まじい地吹雪で写真どころではありません。。

画像は白夜初日の深夜0時30分。何の音もない地球の果て、延々と続く氷の大地の雰囲気が伝わればと思います。
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by yath_y | 2012-11-24 23:18 | @南極 by Yath | Comments(22)  

白夜前日

日の出0時53分、日の入23時7分。
今年最後の日没です。
明日の日の出は0時38分。太陽はそのまま来年1月20日の2ヶ月間沈みません。

白夜初日の写真を撮りたかったのですが、明日21日から3泊4日で内陸の設営オペレーションに行ってきます。
なので内陸で撮って昭和基地帰還後にアップすることにします。

では、明日早いので今夜はこれで。
行ってきます^^/

太陽のハロ
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手前は氷海。白と濃いブルーが混じった所が南極大陸です。
白いところは雪、濃いブルーは氷です。雪解けで青いところが広がり始めました。
大陸が氷で覆われているのがお解かりいただけると思います。
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by yath_y | 2012-11-20 23:11 | @南極 by Yath | Comments(12)  

ペンギンセンサス

日の出1時32分、日の入22時49分。太陽が沈んでいる時間はわずか2時間です。
白夜まであと4日。

今日は昭和基地周辺の島々に雪上車でペンギンセンサス(個体数調査)に行ってきました。
ルッカリはあるかな~。。

ありました。
この島のアデリーペンギンのルッカリ(集団営巣地)の成鳥の数はおよそ300。
繁殖の季節になるとここで卵を産み、ヒナを育てます。
大きなルッカリになると何千、何万羽も集まるのだそうです。
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個体数調査を行う隊員


彼らは近寄っても逃げないので、できる限り近くで撮りたいのですが、南極条約の動物保護規定で5メートル以内に近づくことができません。勿論餌を与えてもいけません。
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夫婦交代で卵を温めます。
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氷海にはアザラシの姿も。
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ルッカリがあるところにトウゾクカモメあり。
獲物を求めて空を徘徊しています。昭和基地内でもおやつを取られた隊員がいたとか。^^;
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by yath_y | 2012-11-16 22:17 | @南極 by Yath | Comments(24)  

地球影

日の出1時53分、日の入22時25分。気温マイナス3.3度。
午前2時には太陽が昇り始めます。
こちらでは日本のように東から昇って西に沈むのでなく、この時期の太陽は南から昇って反時計回りに基地の周りを一周して南に沈みます。
太陽が沈まない白夜まであと一週間。

日没前の夕日(と言うのかな?)を浴びた氷山。
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下の2枚の画像を見比べてみて下さい。違いがわかりますでしょうか。
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上側の画像は日没前です。氷海の水平線から上がピンクからブルーに変化しています。

下側は日没から10分ほど経った頃の画像です。
氷海の水平線から上が一旦濃いブルーになってからピンクに変わりその後再び薄いブルーに変わっています。
水平線からすぐ上のこの濃いブルーは、実は「地球影(ちきゅうえい)」といって太陽と反対側の水平線上に地球の影が大気に投影されているんですね。

この現象は開けた場所なら、条件が整えば日の出前と日没後に日本でも見ることができますので、帰国したらトライしてみたいと思います。


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by yath_y | 2012-11-13 17:23 | Comments(18)  

白夜間近

日の入22時4分。気温マイナス3度。
もう深夜も外で本が読めるほど明るくなっています。風がちょっと吹いていますので少し肌寒く感じます。

わかりにくいですが、先ほど撮ってきた日没直前のグリーンフラッシュ
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85mmではこれが限界。この時はさすがに望遠レンズが欲しいところですね。

真っ白なユキドリも夏に向けて活動を始めたようです。ハトよりちょっと大きいくらい。厳冬期はペンギン同様に姿を全く見せません。
氷海と大地、雪鳥が淡いピンク色に染まります。
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雪解けも加速しています。
まるで片栗粉のような肌理の細かかった雪は表面が溶けて日本の雪と同じようにザラザラしてます。
キュッキュッからザクザクに。
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昭和基地の夏はもうすぐそこ。


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by yath_y | 2012-11-10 23:52 | @南極 by Yath | Comments(24)  

VLBI観測

今日は、今年の秋(日本の春)に次いで2回目のVLBI観測の支援に入りました。
1回目はこちら

星からの電波を受信するための大型パラボラアンテナが計算した軌道通りになっているか、受信はしているか、観測器に異常はないか等を監視します。
今回も、次々と星を変え電波を48時間受信し続けるのでPCに貼り付きっ放しになります。トイレに行くこともできませんから、何名かの隊員で交代しながら観測を進めます。

これによって、地球表面のプレートの動きを見たり、日本がどれだけどちらの方向に移動したかというデータになります。
詳しくは国土地理院VLBIグループのWebをご覧になって下さい。

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※オーロラの観測時期が終了しましたので「オーロラアラート by NICT」のリンクを外しました。
※我々53次隊を迎えに来る「しらせ」が11月11日に日本を出航予定なので「進め!しらせ」のリンクを再開しました。
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by yath_y | 2012-11-08 02:40 | Comments(8)  

ラングホブデ観測オペレーション

月初めのデータ処理や報告書作成やらでレポが遅くなりました。
10月28日から31日に掛けてラングホブデの露岩地帯に地圏の観測オペレーションに行ってきました。
今回は重力測定,地震計保守,GPS装置保守,インフラサウンド設置箇所調査などを行います。

ここは昭和基地から約34km離れた南極大陸の沿岸になります。
隊は5名のメンバーで編成され、午前9時半、雪上車2台に分乗して途中途中で氷海の氷厚測定を行いながら現地に向かいます。
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雪上車の先は近いようで遠いラングホブデ。
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巨大な棚氷山の脇を進みます。
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アデリーペンギンが歩いていました。
好奇心が強いので人がいると近寄ってくるのですが、雪上車のエンジン音に驚いて逃げていってしまいました。
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約4時間半掛かってラングホブデ雪鳥沢に到着です。
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雪鳥沢小屋(画像左寄りにある白い建物)をベースに4日間活動しました。
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深夜0時。11月中旬から白夜が始まりますから、もうこんなに明るいんですね。
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到着翌日から観測地点の調査に向かいます。
ツルツルに凍った沢を歩き急峻な岩山を登ります。あちこちに紅水晶、ガーネットの原石が転がっています。
山から沢を見下ろす景色はまるでグランドキャニオン。壮大なスケールに言葉がでません。時が経つのを忘れます。
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コケです。何にもないこんな極寒の地でも生きてるんですね。驚きます。
歩いていると所々、生えているのですが、研究対象になっているので踏まないように注意しながら進みます。
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氷河です。
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氷ゲット。これで頂くロックがうまいんです。^^
さりげなく地元もアピールしてみる。
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調査を終えたところで小屋に戻り、翌日1,000万円を越す観測機材を担いで再び山に入り観測を行います。
雪が舞い始め風も強くなってきました。
この銀色の1,000万(重量10kg)を背負ってるのがYathです。
傾けることができない装置なのでとにかく岩に躓いて転ばないようにするのに神経を使いました。。
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観測中..
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基地への帰路に立ち寄ったハムナ氷瀑。岩盤を乗り越えて海へ流れ出ています。
大きさを比較できるように右のほうに雪上車を置いてみました。
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山好きのYathとしては、非常に楽しいオペレーションでした。


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by yath_y | 2012-11-04 16:35 | Comments(22)