磁気嵐

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日の出:11時25分、日の入:13時31分、気温:マイナス17.0℃

14日に発生した太陽のコロナ質量放出(CME)の影響によってここ最近にない規模の大きな磁気嵐が起こり、昨夜は活発なオーロラが一晩中出現しました。
なんとオーストラリアのタスマニア島やニュージーランドでも見られたようです。

昭和基地では天から降り注ぐ彩とりどりのオーロラは動きが速い上に地面を照らすほどに明るく、久々のしかも今回は「大型」ということもをあって、多くの隊員がいそいそと寒さも忘れ夜遅くまで撮影に勤しんでいました。

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今日は雲も取れ、まだ水平線すれすれのため光は弱々しいですが、47日ぶりに太陽を見ることができました。
一日一日、急速に高度を上げ、4カ月後にはついに太陽は沈まなくなります。

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# by yath_y | 2017-07-17 19:42 | @南極 by Yath | Comments(14)  

久々

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CDCによる全天オーロラ画像


そういえば... オーロラの観測に来てたんだっけ。。

あまりに久しぶりなので忘れるとこだったわ。^^;

今夜は太陽活動による磁気嵐の影響で、極めて活発なオーロラが見えています。
過去2回の越冬ではこれほどの規模のは見たことがありません。

リアルタイムはこちらで。
Syowa all-sky camera
http://polaris.nipr.ac.jp/~acaurora/aurora/Syowa/




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# by yath_y | 2017-07-16 19:28 | @南極 by Yath | Comments(6)  

WELCOME THE SUN!!

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日の出:12時7分、日の入:12時49分、気温:マイナス12.4℃

明けましておめでとうございます。
まだわずか40分ほどですが、ひと月半ぶりに北の水平線上に太陽が顔を覗かせ ...てるはずです。(残念ながら雲が。。)

吹雪がおさまった今日はブリザード後の点検作業と除雪。
ブリザードが何日も続くとしっかり固縛してあったはずの屋外保管物資が飛ばされたり、ケーブル類が強風で揺らされたり雪の重みで切れてしまうことがあります。観測装置に被害が及んでいないか、などなど一難去ったあとは入念に点検して回ります。

また雪で出入口や非常口の扉が塞がれてしまいます。建物外壁に取り付けられた換気用のダクトにも雪が詰まります。外階段や屋上など転倒して怪我をしないためにも早めに雪かきを行います。

結構な重労働ですので、いい運動になってます。^^



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# by yath_y | 2017-07-13 20:16 | @南極 by Yath | Comments(4)  

ブリザード到来

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日の出:なし、日の入:なし、気温:マイナス6.6℃

一昨日からブリザード。
極地で見られる「暴風雪」というやつです。
多量の雪を伴った風速20メートル以上の風が基地を襲います。だいたい2週間に一度くらいの割合でやってきますので、年によって変わりますが、年間にするとだいたい20~25回くらい。
1回のブリザードは半日程度で去っていく規模のものもあれば、今回のように3~4日続くこともあります。

もの凄い雪で視程が極めて悪くなりますから、隊員の安全確保のためブリザードの規模に応じて次のように外出が制限されます。

●外出注意令
単独での外出は禁止。2名以上の行動であれば外出可能であるが、用済み後は直ちに帰投せねばなりません。

●外出禁止令
一切の外出が禁止されます。通路で繋がれていない建物間の移動もできません。


今回は今のところ「外出注意令」。
外へ出られない(イコール自分の職場である建物へ行けない)こんな日は、部屋に閉じこもって事務作業に徹します。

今回の記事で、厳冬期であるにも関わらず気温が上昇していることにお気づきでしょうか。
ブリザードの場合、風が吹いてくる方角は必ず「東」方向からと決まっています。
このはるか先は海であり、海上の暖かい空気が入ってくるため、気温が上昇するというわけです。



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# by yath_y | 2017-07-11 14:37 | @南極 by Yath | Comments(3)  

越冬後半戦

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昭和基地の星空と流星

日の出:なし、日の入:なし、気温:マイナス25.7℃

冬至を折り返し、日中も徐々に明るさが戻ってきました。
7月13日の日の出まであと5日。

極夜が明けると、野外活動が本格化します。
目的地となる複数の観測拠点までの氷海上にルートを作る作業のため、毎日多くの隊員が基地を離れるようになります。
日帰りの時もあれば宿泊を伴う場合もあります。
そのために綿密な打ち合わせの元に行動計画を詰め、物資の準備や雪上車の整備を行いつつ日常の業務もこなしていきます。

野外に出ることになれば、基地での仕事がその間滞ることになります。
そこで、基地にに残る隊員に基地内での自分の仕事を依頼することになるため、あちこちで業務引継ぎが行われ始めています。
各隊員に割り振られた消火体制や非常時のレスキュー体制も然り、基地内の人員が変わるたびに役割分担の見直しが図られます。

さて、今日は朝寝坊ができる日曜。^^
ブランチ前くらいに起きて、午後からは短波レーダ送信機の不具合調査に行ってきます。

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# by yath_y | 2017-07-09 00:35 | @南極 by Yath | Comments(8)  

思郷


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日の出:なし、日の入:なし、気温:マイナス25.0℃

来週7月3日から私たち58次隊の後継になる59次隊員の活動が国内で始まります。
今週一週間はそれに備え、観測を遂行するためにどんな機材を用意して欲しいか、何が足りないか、などを記した「調達参考意見書」を纏めています。
勿論予算の都合もありますのでこれ通りに調達がなされるわけでなく、あくまで調達をする上での参考意見です。

時々国内皆さんのブログを見させていただいています。
これからの夏本番に向け、さまざまな表情が伝わってきます。

画像は午前10時。
陽はまだ昇りませんが、明るくなり始めるこの時刻、ちょうど日本がこの方向にあたります。
なぜか来るたびに不思議とこの時期、日本が懐かしく感じますね。

ホームシック?? いやいや、有り得ーせんわ。ww



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# by yath_y | 2017-06-30 21:31 | @南極 by Yath | Comments(4)  

折り返し

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前夜祭を含め20日から23日まで、4日間にわたって開催されたミッドウィンターフェスティバル。

晩餐会、出し物大会、利き酒大会、露天風呂、屋台、カラオケ大会、フォークダンス..
天候不良のため一部の屋外イベントは中止になったりしましたが、それでも屋内でさまざまなイベントが催され大いに盛り上がりました。

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冬至も過ぎ、あと約2週間後には太陽が昇ります。
いよいよ後半戦突入。
次に来る59次隊員も7月から国内で活動を始めるため、私たちはその支援、調達物資の依頼、在庫の棚卸、野外観測、手順書類の更新、59次隊受け入れ準備..で一気に忙しくなります。

南極では国内とは自然環境が違います。
仕事をこなすには、速さよりもどれだけ冷静に行動できるかがカギになります。

南極での生活も残りたったの半年。

は、早すぎる。。



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# by yath_y | 2017-06-27 23:03 | @南極 by Yath | Comments(8)  

極夜祭開幕!

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本日は冬至。
極夜を祝う『ミッドウィンターフェスティバル(極夜祭)』がスタートをきりました。
気分が落ち込みやすいこの時期こそ一層結束を強め、大いに盛り上がろうという企画である越冬期間中最大のお祭りです。

前夜祭では屋外でオープニングムービー上映、祭りの成功と安全を祈念したくす玉割り、58次隊の運を開く鏡割りが行われました。
またピザ釜を作って熱々のピザが振舞われ、氷でカウンターを作ったアイスバーも開店。様々なアルコール、ホットワインに舌鼓を打ち、具沢山の暖かい豚汁でホッと冷えた身体を温められるのは最高ですね。
露天風呂も併設、満天の星空にそれを更に彩るオーロラを楽しみながら徳利を盆に浮かべて湯に浸ることができます。

23日まで続くこのお祭り期間は休日日課。33人で趣向を凝らしたイベント盛り沢山で今年も楽しみです。

極夜を祝うこのお祭りは毎年南極の各国越冬基地でも開催されており、基地同士グリーティングカードを交換し合います。


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# by yath_y | 2017-06-21 15:09 | @南極 by Yath | Comments(2)  

夜間観測

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CDC(ColorDigitalCamera)による全天オーロラ画像


日の出:なし、日の入:なし、気温:マイナス24.2℃

日に日に寒さが増し、ようやく南極らしくなってきました。^^

国内に帰ると、『夜勤中は外でオーロラ観測するんでしょ?大変でしたね』と、よく労いの言葉を掛けていただきます。^^;

「はい、寒さで涙がちょちょぎれて大変なんです」と同情を買いたいところではありますが..

観測自体は普通のデジタルカメラや特定の波長だけを取り出すフィルタを付けた専用カメラなどが自動でやってくれていますので、私たちは観測時間中、(制御が複雑な)コンピュータが止まっちゃっていないか、画像や映像が正常に撮れてちゃんとコンピュータ内に格納されているかいるか、国内へ遅滞なくデータ転送が行われているかを暖かな室内で監視しますので「寒さ」はないんです。

ただ、機器のトラブルはゼロではありませんのでその時は外へ出ることもありますし、少しでも欠測(観測データがない時間)を少なくするべく、全力で復旧に当たることになります。

Yathの場合、長いことここに居ると寒さはもはや当たり前なので全く気になりませんし、朝型・夜型バイリンガルなので夜勤が苦痛なこともなくめっちゃ楽しんでます。

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# by yath_y | 2017-06-12 21:29 | @南極 by Yath | Comments(2)  

彩の季節

気温:マイナス21.5℃

モノトーンなイメージが強い「南極」ですが、日本の朝・夕の景色が綺麗なように、南極でもこの時期は沈んだ太陽が空を美しく彩ります。

今日は晴れてはいるものの薄っすらと雲がかかっています。水平線に沈んだ太陽の光がその雲に反射してサンピラー(太陽柱)が空高く伸びていました。

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# by yath_y | 2017-06-05 21:52 | @南極 by Yath | Comments(0)