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親の尊厳

最近気になっていることが一つある。
道場でそこに習いに来る子供との会話で、まだ余力のありそうな子に
「どうだ、もう1時間やってかんか」と尋ねると、「~ん..お母さんに聞いてみる..」という答えが大抵返ってくる。
ご父兄が自家用車で送迎をされる場合、時間的な都合はそのご父兄に委ねられることになるのでこの返事はまぁ普通である。

私の疑問はここからだ。
そこで、引率されたご父兄に子供さんの時間的な都合をお尋ねすると、「子供に聞いてみます」とか「子供に聞いてみないと..」という言葉がやたら多く返ってくるのである。
「本人はヤル気でいるみたいですけど」とこちらから言うと、「それなら..一度聞いてみてから..」と、まぁなんとも保護者とは思えない返答である。私としては白か黒かのはっきりした返事を期待して監督者に聞いているのだが。。

子が親に聞く..何を?まだ続けていい時間があるかどうかだ。
親が子に聞く..何を?宿題はちゃんと終えてあるか、ですか??状況から想像するにおそらく違うであろう。
親は子の保護者である。保護者とは未成年者の保護者の定義に従い、子のプライバシーや人権を尊重しつつもきちんと監護するのが親の義務である。
つまり、親の役割と使命をもう少し考えていただきたいのだ。

ご自身に決定権があるにも関わらず、些細なことまで子供に伺いを立てているようではいづれ親としての尊厳を失い、子の親に対する感謝の心が次第に薄れやがて存在しなくなるであろう。

これは決して極論ではない。
上下関係が乱れ、自分以外の者を敬う心が失われた結末は..
昨今のなげかわしい新聞記事をご覧になっての通りだ。

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by yath_y | 2009-01-17 18:42 | 日々精進 Devote my life  

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